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忘年会の企画・出欠管理・リマインドをAIで完全自動化する設計図

総務:社内イベント企画・出欠管理・リマインドChatGPTGoogle FormsGoogle Apps ScriptSlackGoogle Calendar
作業時間の変化
Before
月10時間(推定)
After
月1時間(推定)
奪われ度:

忘年会の企画・出欠管理・リマインドをAIで完全自動化する設計図

社内イベントの企画は、総務担当者の手間が集中する業務の一つです。日程調整、会場候補の選定、出欠確認、リマインド送信など、細かなタスクが積み重なり、月に10時間以上を費やすことも珍しくありません。ここでは、生成AIとノーコードツールを組み合わせ、これらの作業をほぼ自動化する設計図を紹介します。

全体の流れ

  1. AIが企画案を自動生成
  2. 参加者向けフォームを自動で作成・配信
  3. 出欠データをリアルタイム集計・通知
  4. 未回答者へのリマインドを自動送信
  5. イベント前日・当日のリマインドを自動配信

必要なツール

  • ChatGPT(企画案生成・フォーム設問作成)
  • Google Forms(出欠フォーム)
  • Google Sheets(回答の集計・管理)
  • Google Apps Script(自動化のスクリプト)
  • Slack(通知・リマインドの送信)
  • Google Calendar(イベント予定の自動作成)

Step 1:AIによる企画案の自動生成

まず、ChatGPTに以下のような条件を入力します。

社内の忘年会を企画してください。
条件:
・参加人数:約50名
・予算:1人あたり5,000円
・エリア:新宿駅周辺
・希望日時:12月の金曜日、19時開始
・雰囲気:カジュアルな居酒屋

出力:
・候補日3つ(理由付き)
・おすすめ会場3つ(予算内、座席数、URL不要)
・会場ごとのメリット・デメリット
・必要な準備物リスト
・当日のタイムテーブル案

ChatGPTは、一般的な知見に基づいて現実的な案を提示します。得られた案を人間が最終確認し、会場の空き状況を電話やWebで確認するだけです。この時点で、企画にかかるリサーチ時間を大幅に削減できます。

Step 2:出欠フォームの自動生成と配信

企画が固まったら、ChatGPTにGoogle Formsの設問構成を作成させます。

以下の忘年会の出欠を取るGoogleフォームの設問を考えてください。
・日時:12月15日(金)19:00~21:00
・会場:新宿 居酒屋〇〇
・会費:5,000円
・必要な情報:参加/不参加、アレルギー、連絡先(Slack ID)

出力例を元にGoogle Formsを手動で作成し、Google Sheetsに回答が自動保存されるように設定します。フォームのURLをSlackの専用チャンネルに一度投稿すれば、配信は完了です。

Step 3:回答集計とステータス通知の自動化

Google Sheetsに蓄積される回答データを、Google Apps Scriptで加工します。以下のスクリプトを1日1回自動実行するようにトリガーを設定します。

function sendStatusUpdate() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('フォームの回答 1');
  var data = sheet.getDataRange().getValues();
  var total = data.length - 1; // ヘッダー行を除く
  var yes = data.filter(row => row[1] === '参加').length; // 列番号はフォームに合わせる
  var no = data.filter(row => row[1] === '不参加').length;
  var unanswered = total - yes - no;
  
  var message = `【忘年会出欠状況】\n参加:${yes}名\n不参加:${no}名\n未回答:${unanswered}名`;
  
  var webhookUrl = 'https://hooks.slack.com/services/XXXXXXXXX/XXXXXXXXX/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX';
  var payload = JSON.stringify({text: message});
  UrlFetchApp.fetch(webhookUrl, {method: 'post', payload: payload});
}

これにより、Slackに最新の出欠状況が自動投稿されます。幹事は数字を見るだけで状況を把握でき、催促の判断が素早くできます。

Step 4:未回答者へのリマインド自動送信

未回答者のリストを作成し、Slackの個人DMでリマインドを送るスクリプトを追加します。ユーザー名とSlack IDの対応表を別シートで管理しておく必要があります。

function sendReminderToUnanswered() {
  var formSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('フォームの回答 1');
  var userSheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('ユーザーマスタ');
  var formData = formSheet.getDataRange().getValues();
  var userData = userSheet.getDataRange().getValues();
  
  var answeredSlackIds = formData.slice(1).map(row => row[2]); // Slack ID列
  var allUsers = userData.slice(1);
  
  var token = 'xoxb-...'; // Botトークン
  allUsers.forEach(user => {
    var slackId = user[1];
    var name = user[0];
    if (!answeredSlackIds.includes(slackId)) {
      var message = `【忘年会出欠のご確認】${name}さん、出欠の回答がまだです。こちらからご回答ください:<フォームURL>`;
      var payload = JSON.stringify({channel: slackId, text: message});
      UrlFetchApp.fetch('https://slack.com/api/chat.postMessage', {
        method: 'post',
        headers: {Authorization: 'Bearer ' + token, 'Content-Type': 'application/json'},
        payload: payload
      });
    }
  });
}

このスクリプトを定期的に実行すれば、催促の手間がゼロになります。

Step 5:前日・当日リマインドの自動化

イベント前日と当日の朝に、参加者全員へSlack DMまたはチャンネル投稿でリマインドを送ります。日付が近づいたら自動発動するようにトリガーを設定します。

function sendEventReminder() {
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('フォームの回答 1');
  var data = sheet.getDataRange().getValues();
  var participants = data.slice(1).filter(row => row[1] === '参加');
  var message = `【本日は忘年会!】19:00 新宿 居酒屋〇〇にて開始です。会費5,000円をお忘れなく。`;
  
  var token = 'xoxb-...';
  participants.forEach(p => {
    var slackId = p[2];
    var payload = JSON.stringify({channel: slackId, text: message});
    UrlFetchApp.fetch('https://slack.com/api/chat.postMessage', {
      method: 'post',
      headers: {Authorization: 'Bearer ' + token, 'Content-Type': 'application/json'},
      payload: payload
    });
  });
}

さらに、Google Calendar APIを使えば、参加者のカレンダーに招待を自動作成することも可能です。

奪われ度と残る人間の役割

この仕組みにより、総務担当者が手作業で行っていた「リマインド文面の作成」「出欠の集計」「個別催促」はほぼAIと自動化に「奪われ」ます。残るのは、

  • 会場の最終決定と予約(電話・来店が必要な場合)
  • アレルギー対応など例外の個別ケア
  • 当日の現地対応

だけです。工数は月10時間から1時間程度まで圧縮できる見込みです(推定)。

奪われ度:4(人間の判断が必要な部分は残るが、事務作業の大半をAIが代替)

まとめ

この設計図のポイントは、AIが企画の「たたき台」を作り、ノーコードツールが繰り返し作業を引き受ける分業です。一度スクリプトを設定すれば、翌年以降は日付と会場を変えるだけで再利用できます。忘年会だけでなく、新年会や歓送迎会などあらゆる社内イベントに応用可能です。

事務作業の自動化は、総務の「本来やりたかった仕事」に時間を戻す第一歩です。


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